木曜レジオ

恥の多い人生ですね(達観)

もく読日記

もく読日記12冊目 短くて恐ろしいフィルの時代

国が縮んだんだよ さてと、では税を徴税するとしようか もう行かないよ そういうことはもうぜんぶ終了だ それぞれに1スモロカだ 私は悪くない 私はとてもいい人間だ。私のしていることは、みんなを幸せにするのだ。 もう2度とあのような日々は戻ってこない…

患者かもしれない第9心 読書記録 7冊目「精神病というこころ」

つぎはぎの僕らは ふとした時に入れ替わるのさ 近づけば誰かを傷つけるから触れることもできず パスピエ「影たちぬ」より はい7冊目。 前回はこちら structural-alien.hatenablog.com 月に一回当直業務をしている先の先生に「精神病理にも少し興味がある」と…

もく読日記11冊目 居心地の悪い部屋

いや、火じゃない よせよ、友達じゃないか だから男たちはみんな 胸の中で夢を育むことを覚え、 四六時中夢を見た。 あの奇妙な無効の感じを、どう言葉にすればわかってもらえるだろう。 どう眠った? スコットランドの狩猟小屋のように眠ったよ。 「探さな…

患者かもしれない第8心読書記録6冊目「精神療法の第一歩」

沈黙が煩いな サイレンが聞こえないよ キンチョー感なくて 悪いことしちゃいそうだ ビレッジマンズストア「ビレッジマンズ」より 漸く最高に快適な気温の季節になりましたね。頭も夏より回るようになってきた気がします。空回りかもしれませんが。 本を買う…

患者かもしれない第6心 読書記録4冊目「認知症高齢者とセクハラ」

3分の1はあなたのため 3分の1は誰かのため 残りは自分のため その半分は生きるため 青くしかし満ちた小数点以下 切り捨ての日々を綴れ G-FREAK FACTORY「ヴィンテージ」より 久しぶりに書くこのシリーズ。 前回はこちら。 structural-alien.hatenablog.com …

もく読日記10冊目 絶叫委員会

ぢいいいいい ウニって本当は宇宙人だったらこわいね ぬーん、 ぬーん、 ぬーん、 ぬーん 今がお前の人生最良のときだ どうしてそんなに大胆になれるのか。 世界と他者に対する怖れのなさが羨ましい。 それはわからない どちらも本当の私ではない 連日の読書…

もく読日記9冊目 青と緑

綺麗な石だ 男が女にキスをしているのを見たのはそれがはじめてだった 窓を全て開けはなった。 燃えるように青い何かが遠くで囁いていた。 もちろん世界だった。 わたしたちは引き返さなければならない 幸福の中にはこのおそろしいほどの高揚がある。 しかし…

患者かもしれない第5心 読書記録3冊目「診察室の陰性感情」

良い人ぶってる自分の姿が何だかあいつみたいでした 八つ裂きにでもしてやりたいのは、本当はこっちみたい Peg 「夜になったら耿十八は」より ふー、1週間が早すぎる。 雨が降ったりじめじめしたりと何処となく夏が近づいてきましたね。 読書記録3冊目。前回…

患者かもしれない 第3心 読書録2冊目 大人の発達障害診療マニュアル

まずはアイコンタクトからにしないと 君の視線にちょっと慣れないと シンガロンパレード「UFO」より ゴールデンウィーク始まりましたね。なんとか前回宣言通りにぼちぼち勉強してます。 前回はこちら患者かもしれない第2心 読書録1冊目 精神療法の基本 支持…

患者かもしれない第2心 読書録1冊目 精神療法の基本 支持から認知行動療法まで

その心の奥を掴んで揺さぶるものは何? 考えているだけで日が暮れる 苦しくて切なくて楽しくて日が暮れる GO!GO!7188「神様のヒマ潰し」よりさて、ゴールデンウィークですね。毎年勉強しようと思って果たせませんが、今年こそはなんとかやります。(やりたい…

文体は荒波に揉まれ①

ル=グウィンの「文体の舵をとれ」を買った。 文体の舵をとれ 作者:アーシュラ・K・ル=グウィン フィルムアート社 Amazon この作者が何者なのかもよく知らないし、完全に勘だけで買ったほんだ。 物語を描く人に向けた技巧の練習本のようだ。元が英語の本な…

もく読日記8冊目  安楽死を遂げるまで

グッドモーニングあなたの死の決意は誰からも強制されたものではない。それは確かですね先生? あなた、もしかして怖いの?私が我が運命の支配者、私が我が魂の指揮官なのだ ダメだって言うべきじゃなかったしかし、この国では、死は個人の自由という考えが…

もく読日記6冊目 ほねがらみ【考察】

何をしても悪い方へ行ってしまうことってありませんか?ほらね 法則はないわけです、 順序はあります 我らは富に仕える ヒントを沢山与えたのに気づけなかった馬鹿はどうなると思う? 来たさて、Twitterの流行には取り敢えず乗れる時は乗る、のポリシーで生…

もく読日記  四冊目 ずうのめ人形 【考察】

できる。簡単にできる。いつでも、今からでも。お前ができることなら何でも。 「いい笑顔ですね、お子さんたち」 「ごめんなさい、なんとなくだけど、人形が入ってる気がして」 結論から書く。私はもう直ぐ死ぬ。 「変なこと訊くけど、こっくりさんで変なの…

もく読日記 三冊目  ぼぎわんが、来る

「そこからは私の仕事です」 「はい。基本どっか––––遠くにいる」 「こんなことだろうと思っていました」 「何かが––––来たんだな?」 「ちがつり」 さて、三冊目。 もく読日記 二冊目 理科系の作文技術 - 木曜の医師国家詩篇 実は数日前から読み進めている…

もく読日記 二冊目  理科系の作文技術

もく読日記二冊目。 理科系の作文技術 (中公新書 (624)) 作者:木下 是雄 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 1981/09/22 メディア: 新書 割と有名な気がする。なんとなくだけど。 長らく積読していたのを引っ張り出してきた。 題名通り「理科系の」作文…

もく読日記 一冊目  オーソドックスとカトリック

以前何回か読書日記なるものを書いてましたが、心機一転「もく読日記」としてカウントし直すことにしました。特に深い意味もないんですけど。 前の読書記録読書日記1冊目 オカルティズム 非理性のヨーロッパ その1 - 木曜の医師国家詩篇 目標としては1年間…