アホのためのアフォリズム講座 その3.5 CIDP
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アホのためのアフォリズム講座 その3 MUSG - 木曜の医師国家詩篇
から続いてのCIDP。 アルファベットの並びだけ見てもなにがなにやら。 まぁ前置きは無しで取り敢えず一言でまとめます。
CIDPはギランバレーに似てるけど自然に治らない奴
さて補足。 偏差値20代叩き出す僕でもギランバレーの大まかなイメージは知ってるんでそれの補足はあんまりいらないですよね、多分。 それでも一言補足を入れておくと、ギランバレーは先行感染を伴い下肢から進行し四肢筋力低下などを引き起こすニューロパチー*1です。基本的には4週間でピークに達し、多くは自然回復します。 さて、上記のような感じでギランバレーだろ、と思っていた患者さんが2ヶ月経っても治らないし、増悪と寛解を繰り返してる!?となったら
…それがCIDPです。
CIDPとギランバレーは非常によく似ていて、上で書いたことがまんま鑑別のポイントになるようです。
治療としてはコルチコステロイド、血漿交換、免疫グロブリン静注があるようです。
CIDPは関連疾患も多く、糖尿病、C肝、リンパ腫、MGUS、HIVなどなどがあります。
こんな感じ
次回
アホのためのアフォリズム講座 その4 ARDS - 木曜の医師国家詩篇
*1:ニューロパチーってなんぞ、パチー、つまり端っこ、末端、末端の神経障害のことです