アホの為のアフォリズム講座 その5.5 ITPとTTP名前似すぎ問題
はい。前回の補足記事です。
アホの為のアフォリズム講座 その5 ITPとTTP - 木曜の医師国家詩篇
しょうもない話なんですけどね。 では、それぞれの略語になる前のフルネームから確認しましょう
ITP
Idiopathic thronbocytopenic purpura
特発性血小板減少性紫斑病 実はコレ、欧米の方では最近は
primary immune thronbocytopenia
と呼ぶらしいです
TTP Thronbotic thronbocytopenic purpura
血栓性血小板減少性紫斑病
上の二つを見比べると何回も出てくる言葉がありますよね (以下語源的な話に言及しますが、あくまで覚える為のニュアンス的な話であって、正確な言語的な話ではないと了承してください) thronbo-という接頭語、これがなにを意味してるのかと言うと「血栓の」と言うニュアンスみたいです。 そして-cyto これは「細胞」です。 つまり血小板を意味するthronbocytoは直訳すると「血栓細胞」とでも呼べるわけです。 -peniaは「減少」の意味です。
となるとTTPは「血栓性の血栓細胞が減少する紫斑病」となります。取り敢えず血栓。二回もいうので大事なことなんです。
ITPは新名称の方にもimmune「免疫性」が入っているのでわかりやすいです。元々のITPのIはIdiopathic「特発性」から来てますが、もうこの際immuneのIとして覚えちゃっても良いんじゃないですかね。
こんな感じ。 ここまで書くと流石の僕も覚えました
多分。