木曜レジオ

恥の多い人生ですね(達観)

六番目の小夜子について

お題「もう一度見たいドラマ」

六番目の小夜子」というドラマをご存知だろうか。 原作は恩田陸の同名小説であり、NHKで連続ドラマとして放映された。 ミステリアスな美少女を栗山千明が演じた。 記憶が正しければブレイクする直前か直後かそのあたりだったと思う。

オープニングからして衝撃的だった。何語かもわからない謎の囁き声から始まり、高校生たちが主人公の青春ものとは思えない暗い画面。 確実にホラーを意識した作りだった。

これを見た当時僕は小学生、ドラマそのものの記憶はかなり曖昧だが、強烈なインパクトを未だに残している。 観る機会があれば是非見てみたい。 どうやらDVDも出てるらしいので社会人になったら買ってみてもいいかもしれない。

原作小説の「六番目の小夜子」は中学から高校時代にかけて4回ほど読んだ。 以下アマゾンの内容説明からの引用

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

本来1人しかいないはずの「サヨコ」が今年は2人いる… そんな調和の歪みから物語は幕を開ける。 学校に伝わる不気味な儀式を中心に仄暗く、それでいて悩み多く甘酸っぱい高校生たちの青春を描いた傑作だと思う。 ストーリーとしてホラー、青春モノの要素に加えて少しだけミステリーの要素もあり、その隠し味のようなものが僕にはとてもよく効いた。

多分僕にとって死ぬまで忘れられない本の一冊となる予感がする。

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

ドラマというか小説の話になったが、まぁ良いだろう。