木曜レジオ

恥の多い人生ですね(達観)

運命の日まであと62日

久しぶりのブログです。
医師国家試験まであと62日ですね。

最近はというと自習室にこもりきりで、留年生ゆえに誰とも喋らず留年仲間もいつの間にか自習室に来なくなっていたりと、まるで自分が透明になったのかと思うような毎日です。

昨晩、すっかり暗くなってから大学を出たのですが前を歩いていたおじさんが絡まったイヤホンと格闘してノロノロ歩いていたので抜かそうとしたんですが、僕に追い抜かれるのが気に入らないのかもう少しで抜かせそうと言うところでおじさんが加速したんですよね。
一旦は僕もそのまま速度を落としたんですが、またおじさんがノロノロし始めたので抜かそうとしたらまたおじさんが加速しだして、と言うのを繰り返すうちにおじさんが小走りになり始めたんですよね。
そしてたまたま向かってる方向が同じだったので僕も速度を変えずについていく形になってしまったんですよ。
そこで僕は「あー、これおじさんからしたらストーカーか謎の幽霊に付けららているような感覚なのかな」と気づきました。
おじさんは5メートルくらい先を時々こちらを振り返りながら小走りでかけていきます。
思わずいたずら心が芽生えてニヤニヤしながらわずかに速度を上げて追いかける感じにしました。
おじさんは後ろを振り返りながらそれに気づくと更に速度をあげて次の瞬間には車に轢かれていました。
大きな音を聞きつけ人が集まってきました。
おじさんの恐怖に見開かれた死に顔から、ふと目をあげると道沿いのケーキ屋さんのショーウィンドウに映る野次馬の中に僕の姿はありませんでした。